なにか面白い企画はないもんかと
先月の訪問演奏時の録音データを聴きながら
通勤の電車の中でいろいろとアイデアを練っていたところ
突然、頭に浮かんだのが
「人間ジュークボックス」
予め、演奏可能な曲を絞り込んでおき
お客さんのリクエストに合わせてそれを吹く、みたいな
ただ吹くだけだとつまらないので
そこにはなにかしらのパフォーマンスが必要だろうな…なんて思いつつ
でもこれって、どっかで誰かがやってそうだなとふと思い
Youtube in スマホで検索したところ
やっぱり出てきた
タカパーチさんというTp吹きの大道芸人さんが
けっこう何気に面白くて
よ~く聴いてみるとTpもかなり上手で
ビシビシと伝わってくるものがあって
思わず見入ってしまった
ってかこの方、笛も素晴らしく上手
更にYoutubeで検索してみると
「The Human Jukebox」という、NYの街角で撮影された動画が出てきた
楽器を持ったパフォーマーの目の前にあるコップにチップを入れると
コップに書いてあるテーマに合わせて音楽を演奏してくれるという仕組み
コップに書かれているのは『レディーガガ』や『マイケルジャクソン』など
有名ミュージシャンの名や、『バッハ』などのクラシック音楽家の名前
さらには「もっと早く」「スローなテンポで」といった指示だけのものもあって、
任意で音楽に緩急をつけることが出来る
チップを入れるほうは楽しいけれど、演奏するほうはとっても大変そう
彼らの名は、『Collective Cadenza (略してcdza)』
総勢60名を超えるクラシック楽団の方々とのこと
代表を務めるのは、動画の中でウッドベースを弾いているマイケル・サーバー氏
彼は今回のパフォーマンスで集めたチップ総額76.38ドルを
子供たちの文化活動を支援するNPO団体に全額寄付したそうだ
最後のSTAND BY ME、思わず感動してしまった…
音楽の形ってのはほんとにいろいろだ
だけど、すべては一つの方向に向かっている気がする
その方向を分かち合える、理解し合える者同士が音を奏でた時
そこに新しい音楽とパフォーマンスが生まれ、人々に感動を与える
それが 音楽の素晴らしさであり 奥深さであるのかも知れない