人気ブログランキング |

ガンダムなお話

ちょうど2年前のこの時期。
お台場に実物大ガンダムが登場して話題になった。
a0222229_4323867.jpg

「ガンダムプロジェクト」と名付けられたこのイベント、
a0222229_434173.jpg

約1ヵ月半のイベント期間中の来場者数はなんと、415万人。
a0222229_4363187.jpg

放送から30年以上も過ぎたアニメ作品の、その完成度と人気の高さを垣間見るイベントだった。

そんな実物大ガンダムに先駆けること10年。
岡山県の北方、津山市内の「道の駅 久米の里」に、1999年完成のガンダム巨大模型がある。それがコレ。
a0222229_4441627.jpg

ガンダムはガンダムでも、こちらはZ(ゼータ)ガンダム。
大きさ的には実物の約1/3、身長約7m…なのだが、まじかで見るとなかなかの迫力だ。
a0222229_2037785.jpg

このガンダムの最も驚くべき点は、なんと一個人が7年の歳月をかけて、たった独りでコツコツと作り上げたという、驚愕の事実。
a0222229_2040428.jpg

田んぼの真ん中にある自宅で、設計から製作まで、全て独りでやり遂げたというから驚き。(↓製作当時の画像↓)
a0222229_20421577.jpg


道の駅入り口には、ガンダムの製作過程の写真とともに『製作者 中元正一氏への10の質問』というのが掲示されていた。

Q1 このガンダムはスケールモデルではないそうですが?
A 設定からすると3分の1スケールぐらいになりますが、これはZガンダムの形をした二足歩行有人汎用機械であり、このスケールがベストと考えています。
a0222229_2057190.jpg


Q2 二足歩行型有人汎用機械とは?
A 人間が乗って操縦し様々な作業に対応できることを目的とした、いわゆる万能機械です。人間と同じように手足を使って作業をしたり、移動できるということから人間の力を増幅する機械とも云えます。

Q3 なぜガンダムのデザインに?汎用機械なら外観にこだわらなくても良いのではないか?
A 全く新しいデザインは思いつきませんでしたので、既にあるものを使わせていただくことにしました。
そこで模型雑誌に掲載されていた「藤田一巳版Zガンダム」が大変気に入りました。
また、直線的なデザインは加工もしやすいと考えた中で、巨大ロボ、SFメカで育った自分としては何としてもこの形で実現したいと思いました。

Q4 Zガンダムならば、フライイングアーマー、シールド等の装備は?
A 二足歩行を目指すにあたっては、なるべく軽量に作りたかったので荷物となる装備は不要でした。また、平和利用のため武器も必要ありませんでした。

Q5 なぜこの大きさに?
A ①中に人が乗ることが出来る。②Zガンダムの形を崩さない。③作ることが可能である。
これらの条件から、全高は約7メートルと決定しました。これより小さければ人間が乗って操作できなくなり、大きくすれば強度、運動性、動力などの問題がさらに増します。また、自分の力ではこの大きさが限度でした。

Q6 動力は何ですか?
A 電気モーターで油圧ポンプを回転させて発生した油圧により、各関節に組み込んだ油圧シリンダーを動かします。なお、電源は内蔵バッテリーではなく外部からの供給が必要となります。
a0222229_20545044.jpg


Q7 構造はどうなっているのですか?
A 鋼鉄製の骨格に、FRP(繊維強化プラスチック)の外装、脚部は動かせるように、片足6箇所の関節があります。動力発生源のモーターポンプ、オイルタンクはふくらはぎの部分にあります。

Q8 操縦方法は?
A コクピット内にある制御弁を手動操作して操縦をします。レバー1本が一つの関節に対応しておりますが、将来的には自動制御となり操作も簡単になると思われます。また外部の様子はモニター画面で見ることになります。
a0222229_20454754.jpg


Q9 実際に動くのですか?
A 現状では動きません。電気配線を行い作動油を入れれば足を動かすことは可能であると思いますが、本体の支持金具を取り外し歩けるかどうかやってみないと解りません。また、転倒防止の設備の問題もあり動かすところまでには残念ながら至っていません。

Q10 なぜこのようなものを作ったのですか?
A 巨大ロボットへの憧れというのは小さな頃からありましたし、ものづくりに生きてきた自分にとっては、つくり甲斐のあるものと思い挑戦しました。

…。
製作者の意図と熱い想いがひしひしと伝わって来る…。

やる前から「出来ない理由」をグダグダと並べ、動こうとしない連中が多い中、「作る!」「出来る!」という強い信念を持ち、自分を信じて7年間、ひたすら作業をやり続けた製作者の行動力ともの作りに対する強い想い、これは本当に素晴らしい。

いろんな意味で感動的な、Zガンダムでした。
by masa6-COMPASS | 2011-08-14 23:59 | 雑記 | Comments(2)
Commented by 広報係。 at 2011-08-17 22:03 x
昔、庭先で作っていたときは地元のTV局が取材に来たりして話題になったモノです。
ガノタとしては、初めて見た時、本当に中元さんの熱意に感動を覚えましたよ。

そうそう、道の駅では年に1、2回コクピットに登場できるイベントがありますので
また話のタネにどうですかw
Commented by masa6-COMPASS at 2011-08-17 22:12
地元TV局の取材まで受けてたとは…!
考えてみたら、物凄いネタですもんね…汗
製作者である中元さん、是非一度お会いしてみたいもんです。
きっと、「熱い!」人なんでしょうね~。

コクピットイベントあるんですか??
こりゃ~もう、ホルモンうどんと組み合わせてのツーリング決定ですね~!