人気ブログランキング | 話題のタグを見る

C57 180号機

去年、一昨年に引き続き、今年も千葉の地をSLが走った。
例年、オートバイによる「SL追っかけ隊」を結成したりしてたのだが、今回は諸々の事情により、ワタシは断念…。
それでも、どうしても見てみたい!という欲求は抑えることができず、本日、諸々の予定の隙間を縫って、千葉みなと駅までC57180号機を見に行ってきた。

もともとこのSLは新津市立第一小学校の校庭に静態保存されていた。
この保存のための搬入にあたっては、新津駅構内から同駅に近い同小学校の校庭まで搬入用の線路が仮設され、C57180号機は自らの力で小学校の校庭まで走り、その場所で“火”が落とされて長い眠りに就いた。
C57 180号機_e0152357_23472877.jpg

その時から約30年後、C57180号機は万人の想像を超えて再び現代に甦り、〈SLばんえつ物語〉号の牽引機関車として磐越西線の本線上(新津~会津若松間)に、その優雅な姿を現した。

「SLというのは、火が入ってしばらくたつとカーンカーンという音がするんです。
ボイラーが前後に伸びる音なんですね。
やがて安全弁の音がして、次に注水器がキューといい、ドレン弁がシューッと水を逃す。
そうしたいろいろな音で調子が分かります。
鉄の塊だけれど、語るんですよ。人間と会話ができる」
C57180号機を復活させた、「SL検修プロジェクトチーム」の責任者、山田和夫さんはそう語る。

長い時を超え、人々に感動を与え、今なお未来へ向けて走り続ける。
力強い汽笛は、どこか郷愁を誘い、妙に懐かしくもある。

C57180号機。
いつまでも、その力強い姿を保ち続け、たくさんの人達に感動を与えて行ってほしい。
C57 180号機_e0152357_2358324.jpg

by masa6-COMPASS | 2009-02-15 23:59 | 雑記 | Comments(0)