ガソリンスタンドのある風景

16歳からバイクに乗り始め、学生生活終了後に数年間乗らなかった時期があったりもしたけど(実はリターンライダー)、幸いと言うか運がいいと言うか、これまで一度も「ガス欠」でバイクを押したりしたことが無い。ま、エンジンぶっ壊れて押して帰ったことはあるけど…(泣

昨日の「クローズUP現代」のテーマは、「過疎地におけるガソリンスタンドの閉鎖」。
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いま、ガソリンスタンドが急速に地域から姿を消している。
理由は、不況による節約志向やエコカー普及などによるガソリン需要の減少。
2009年度は1年間で1733ヶ所が消滅。平成になってから最多の減少数となった。
元々スタンドが少ない地方では、ガス欠が頻発したり、高齢者がガソリンを入れるためだけに遠出を強いられるなど、くらしに深刻な影響が出始めている。
北海道のある地域では、国道沿い120kmもの区間で、ガソリンスタンドがまったく無い…という場所があるとのこと。これ、初期型トリッカーだと、RESにしても途中で確実に止まる…。
ガソリンを入れに行くために、大量のガソリンを使って長い距離を走る。
なんだか本末転倒みたいな話なのだが、当事者にとっては相当な経済的負担の増加なのである。そんなコト、今まで考えたことも無かった。

「ガソリンスタンド過疎地」と呼ばれる自治体は全国で200を超え、存続を訴え署名運動に発展した地域もある。とは言え、改正された消防法により、設置から40年以上経った地下タンクは、交換が義務化されるなど、経営者側にとっての大きな設備投資負担が強いられる法律の下では、署名運動があろうが、現実問題として存続が困難である店舗も多いらしい。

こうした中で、閉鎖したスタンドの運営を住民組織が引き継ぐなどの取り組みも各地で始まっており、その成功例を見て行くと、驚くような発想の転換と実践力、そして住民同士の強い結束力によるものだと言う事が、分かって来る。
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過疎地に住む方達の強い想いが、そうした成功を勝ち取る強い力を生む。

街全体が「ガス欠」に陥った地域。
先日行った白石島も、渡航前に実はガソリンを満タンにしていた。
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島にはガソリンスタンドが無い可能性もあるからだ。
案の定、島でそれらしきお店を発見することは出来なかった。
島の人たちが、どうやってガソリンを補給しているのか、実は未だに分からない。

当たり前に存在するモノが、ある日突然目の前から無くなる。
豊かに見える生活の中で、自分達はそれに気付かないだけで、実はこの国自体を取り巻く環境が少しずつ確実に変化していることに、そろそろ危機感を抱く時期なのかも知れない。
by masa6-COMPASS | 2011-02-11 23:13 | 雑記 | Comments(0)